22歳で大学の工学部に入学したヤスです。
なぜ22歳で大学に入学したかというと、仕事にありつけなかったからです(笑)。
大学入学前に勤めていた会社を次の職場を決めずに辞め、その直後にリーマンショックが発生。
大不況に陥った世界で私のような能なし、学なしの人間では職に就けなかったのです。
次の職場を決めずに辞めたことが馬鹿野郎なのですが、今となっては良い思い出です(笑)。
さて、22歳で大学入学というと、多くの日本人が「何してんだこいつ…」と思うかもしれません。
しかし、世界の大学入学平均年齢を見ると、22歳は決して遅い年齢ではありません。
とは言うものの、やはり日本では、22歳で大学入学することに少し負い目を感じます。
みなさんの中には、20歳以上で大学に進学しようと考えている方もいるかもしれません。
そこで、今回は、22歳で大学入学した私が大学で感じたことを幾つかピックアップしましたので、みなさんとシェアしたいと思います。
卒業後の進路は明確にする
やはり、今の日本では、大学に入学する年齢を重ねる程、卒業後の進路が若い人より狭まると思います。
卒業後の進路が医者や薬剤師、弁護士といった高尚な職業や、画家やクリエイターなどの芸能系の職業なら、年齢はあまり関係ないかもしれませんが、単純に就職するというのならば、年齢の高さが就職に大きく影響します。
企業は、若い人ほど組織に染まりやすく、且つ長く会社にいてくれることから、高齢の方より若い方を優先します。
そこで若い方に勝つには、若い方より高齢の方を雇うメリットを企業に対して提示しないといけません。
私自身、高齢のデメリットを就職で痛感しました。
おそらく、書類選考で年齢で落とされたと感じたこともあります(同じ大学の同級生が通過して、私が落とされたため)。
そのため、高齢で大学に進学する人は、明確な目的を持ち、その目的の達成のために4年間を費やさないといけません。
他の若い大学生みたいに、特に目的もなくダラダラ大学に通っていたら、将来は真っ暗になるでしょう。
まずは、目標を設定し、そのために大学に行く必要があるか、大学に行ったら達成できるかをよく考えましょう。
ここまで厳しい話をしましたが、私としては、大学に行く目的が単純に大学に行きたいからということでも良いと思います。
人生やりたいことやった者勝ちだと思っていますから。
ただし、上記のようなリスクがあることを念頭にいれて、大学に入学するかを決めて下さい。
年齢を気にさせない
高齢で大学に入学しようと思うと、周りとの年齢差が気になる方がいると思います。
私もそうでした。
私が大学に入学した年齢は22歳、高校卒業してからストレートに大学入学した人が卒業する年齢で大学に入学しているのです。
だから、初めは大学生活がとても不安でした。
しかし、嘘をつくのが苦手ということと、本当の友人や仲間を作りたいと思ったこともあったので、仲良くなれそうだと思った人には正直に年齢を伝えました。
年齢を伝えたら、敬遠されるかと心配でしたが、意外にもすんなり受け入れてくれました。
最初は、相手も驚いていて、気を遣って敬語を使っていたのですが、一緒にいるうちに段々と仲良くなって、同年齢の友達と変わらなく接してくれました。
どうして受け入れて貰えたのだろうかと考えた結果、以下の点が良かったのだろうという結論に至りました。
- 相手が気を遣わなくても大丈夫な雰囲気を作る
- いつも明るく快活でいる
- 自分の経験を共有する
特に大事なことは、相手が気を遣わなくても大丈夫な雰囲気を作ることです。
これがないと、おそらく年齢を越えて仲良くなることは出来ないと思います。
私は大学時代だけでなく、新卒で入社した会社でもこのことが役に立っています。
新卒で入社した会社では、製造部門に高卒で入社した同期がいました。
その同期とは、年齢を超えて仲良く付き合えていたため、仕事で困ったときには力を貸してくれることが多かったです。
また、後輩とも親密になれるため、後輩の指導にも役に立ちます。
では、気を遣わなくても大丈夫な雰囲気とは、どういったものでしょうか?
私が実践していることは、以下の3つです。
寛大でいること
日本の大学では、最も若い人で18歳です。
18歳だと、まだ礼儀がなっていない人も中にはいますし、ノリが良く、それを相手にも求めるところがあります。
いきなりタメ口で話されることは当たり前です。
若い人と付き合う場合は、そういう部分も寛大に受け入れましょう。
余りにも失礼な場合は、注意することをありですが、基本的には暖かい目で見守りましょう。
気を遣わない
こちらが緊張したり、気を遣うと、それが相手にも伝染します。
最低限の礼儀は必要ですが、過剰に気を遣うようなことは避けた方が良いです。
一度社会人を経験している人だと、尚更気を遣いがちになりますが、そこは学生レベルまで目線を落としましょう。
「郷には入れば郷に従え」です。
自分を曝す
仲良くなるには、相手に信頼してもらい、この人なら気を許せると思ってもらう必要があります。
その信頼を得るためには、お互いのことを理解するが近道です。
素性の分からない相手のことを信頼する人なんていません。
相互理解のために、まずは自己開示をしましょう。
相手が自ら自分のことを話してくれるのならば楽ですが、普通はあまり自分のことをよく分からない相手に話したりしません。
そのため、自己開示をし、自分を知ってもらうことから始めましょう。
多くのことに挑戦し経験値を得ることが大事
これは、年齢関係なく大切なことですが、特に高齢で入学した人に意識しておいて欲しいことです。
年齢が高いことを気にして、サークルに入らなかったり、何か特別な活動をすることに躊躇する人がいると思います。
しかし、年齢を理由に諦めることは、非常にもったいないです。
大学生の時にしか挑戦できないこともあると思います。
また、大学時代に取り組んだ活動により、自分の価値感が大きく変わる可能性もあります。
大学は、自分の可能性を広げられる場所だと私は思っています。
ただ、それも自分の殻に閉じこもっていては、何も変わっていかないでしょう。
私の場合、工学系ということもあり、大半は勉強でしたが、課外活動としては長期休暇を利用しての短期留学を2回行いました。
この短期留学で英語が話せるようになったかというと、あまり効果がなかったのですが、この経験は就活で活かせました。
また、短期留学をすることで海外生活を体験出来たり、色々な人と知り合える事ができ、非常に有意義な体験でした。
自分の経験というものが何処で何時役に立つかは分かりません。
ただ、一つ一つの経験が後々の人生に大きく影響してくることは確実なので、後悔しないように挑戦したいと思ったことはやってみましょう。
ちなみに、やって後悔するよりも、やらないで後悔する方が老けるようです(笑)。
躊躇しているなら挑戦しよう
今、大学に行こうか悩んでいる人がいるのならば、行った方が良いです。
私は、大学に行くことでマイナスになることはないと思っています。
最悪なことは、ずっとその思いを抱えたまま無駄な時間を費やすことです。
モヤモヤしているのならば、実行してみるのが吉です。
「思い立ったが吉日」というやつですね。
結果がどうなるかなんて誰にも分からないですから。
自分の可能性を信じて行動してみましょう!